タヒチ(フレンチ・ポリネシア) 3月14日(日)〜3月16日(火)

 

(その2)

  3月15日夜、望星丸においてパシフィックフランス大学の方々や、タヒチの方々を招いたパーティーを開催しました。船上パーティーは、研修航海では毎回行われている交歓会で、今回は200名余りの出席者に恵まれ、盛況な会となりました。出席者には、パシフィックフランス大学の学長をはじめとするPFUの方々や、フレンチ・ポリネシア政府関係者、フレンチ・ポリネシア高等弁務官、ミスタヒチ等がいました。私は受付を行っていた関係上船内のパーティーの内容までは紹介できないのですが、次々に多くの関係者が来てくれたのには驚きと感謝の気持ちでいっぱいでした。特にミスタヒチという襷をかけた方が来られたときは、準ミスの方も一緒に来られ大変華やかでした。多くの政府関係者が来られ、この船上パーティーが公式行事として扱っていただいているのだな、などと考えていました。パーティーの中程で早く帰る人がいるなと思っているとこれが、高等弁務官でした。日本のようにSPや取り巻きもいないので最初は誰かわりませんでした。一人悠然と望星丸を後にする姿には、風格が漂っていました。

 

 

船上パーティの受付の準備 ・ ネームプレートの準備をしています

 

 

船上パーティの開会 ・ パシフィックフランス大学学長、フレンチポリネシア文化大臣

 

  例年受付は大変だと脅かされていたのですが、学生の方々の献身的な努力で、特に混乱なく受付の仕事を終わらせることができました。パーティーは、雨に打たれながら研修学生が荒木船長の伴奏の下「上を向いて歩こう」と「学生時代」を最後に合唱し、出席者が口々に「すばらしいパーティーだ」と言いながら家路につき終了しました。ちなみに、現地のテレビやラジオでこのパーティーについては報じられ、大変よいパーティーだったとお褒めの言葉をいただいたとのことでした。

  

雨に打たれながら、「上を向いて歩こう」「学生時代」を熱唱する学生

 

  パーティー終了後雨はますます激しくなり、明日は出港だと言うのに大変な天候になってしまったと思っていましたが、翌日は快晴で暑さが大変でした。ゴーギャン植物園に行きたくなり、観光局で行き方について相談したところ、遠すぎるからツアーに入るのでなければやめた方がよいとのことでした。ル・トラックのようなバス路線が整備されていないことが問題のようでした。高速道もできているというのに島の裏側へは、バス路線がつながっていないようです。仕方なくゴーギャン植物園に行くことを諦め、パテーペ市内を見て歩くことにしました。パテーペは近代的な都市で、南太平洋最大の都市という感じで、素朴さにはやや欠けますが、便利な都市でした。パテーペ市内では、至る所で買い物をする学生のグループと出会いました。パテーペ市内のランダム・ウォークで、全く学生と会わない確率はどの程度あるのかなとなどと考え、鳥越先生や和泉澤先生の顔が目に浮かびました。

  パテーペ市内の見物と言うことで、日本へのお土産を探さなければと思い、Shoppingにはしることにしました。これまでの島々やタヒチではパレオと呼ばれる布が至るところで売られていました。特にタヒチでは、色彩や図柄が豊かになり、一つ買ってもよいかなと思える物が多くなって来ました。市内のマーケットや専門店を回り何枚か手に入れました。また、黒真珠も名物で、市場などに行くと日本のディスカウントストアさながらに、何%引きとディスカウントを強調して売っていました。そのほかに専門店がいくつかありました。(もちろん値段は高いです。)私は、いくつかの専門店を回り、良さそうな物が置いてある店を探し出しました。黒真珠を買ったかどうかはとりあえず秘密と言うことにしておきましょう。後で聞いた所では、黒真珠には偽物が多いとのことで、私程度の目では真偽の判別はできそうではありませんでした。その他マルシェ(公共市場)にはおもしろい物が数多くありました。この日は、海を見ると蒼い海に浮かぶ白い雲があり、山を見ると日の光に映える緑がいっぱいで本当に南の島という感じでした。パテーペでは、結構リラックスでき、時間を短く感じ、もう2,3日のんびりしてもいいかなと言う感じでした。

 

 

様々な物品にあふれるマルシェ ・ 2階にはタヒチの物産がありました

 

  夕闇迫る中、名残惜しいフランスの島タヒチを後にし、ボラボラへと向かいました。次回は、新婚旅行中の日本人を見かけたボラボラについて話したいと思います。

 

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