ボラボラ(フレンチ・ポリネシア) 3月17日(水)〜3月18日(木)

 

  タヒチを出た翌日ボラボラへ入港しました。朝起きるとすでにボラボラの沖合に望星丸は停泊しており、水上コテージを横に見ながらボラボラのラグーンの中へと望星丸は入って行きました。ボラボラは見るからにリゾート地と言う感じの静かで落ち着いた所でした。高い山と白い珊瑚が共存していてラグーンの中は大変綺麗でした。島自体は自転車を利用すれば、3時間ほどで一周できる程度の大きさで、海岸は白く遠浅で、かなり遠くまで歩いて行けました。学生の中にはマンタを見たという人もいました。この世の楽園と言う感じの島でした。日本から新婚旅行で多くの人が訪れているというのも肯けます(実際何組もの日本人のカップルを見かけました。うらやましい限りでした)。

 

ラグーンに浮かぶ水上コテージ

 

  ボラボラの港は小さいので、望星丸の救命ボートを利用した入港となりました。バージと違い救命ボートはしっかりしており、ヨットを横目に見ながらの気分の良い上陸となりました。最大の懸案だった船上パーティーも終わり、ボラボラではゆっくりとした時間が過ごせました。

 

 

望星丸の救命ボートによる上陸 ・ ボートの上にいるのは我々の安全を確保してくれた望星丸の方々

 

  上陸して郵便局や土産物屋などを見てまわると、タヒチよりももっと色彩豊かなパレオを売っていたのには驚いてしまいました。わずか一日の距離なのにこんなにも色彩が違うかと思うと驚きの連続でした。また、島影に点在する水上コテージは椰子の木に隠れ、白い海岸の上に浮き大変魅力的で、時間さえあれば何日か過ごしたいと思いました。

  ボラボラ最大のスーパー(最大と言っても日本で言えば大きなコンビニという感じです)へ行き、タヒチ産のコーヒーを買いました。バニラ入りのコーヒーで、ミルクを入れカフェオレにして飲むと大変美味しかったです。また、一緒に行動した若林先生に勧められてパナシェというビールのレモネード割を飲んだのですが、これが結構美味しかったです。ビール自体の味はそれほどとは思えなかったヒナノビール(タヒチ産のビールで、タヒチではどこにもヒナノビールの看板がありました)とレモネードの組み合わせが大変良いようでした。若林先生曰くフランスビールはたいていそのままでは余りうまくなく、パナシェにして飲むのがよく、ヒナノビールは、このフランスビールの特性を備えているとかでした。専門家の言うことはやはりおもしろく、港近くのカフェで、スコールにかすむ望星丸を見ながら飲んだパナシェは思い出に残る一杯でした。

 

 

この世の楽園ボラボラ

 

  ボラボラ最後のエピソードは、23人でワンボックスカーに乗った事です。団役員等の16名でワンボックスカーに乗っていると(すでにこれだけで定員オーバーです)、学生がヒッチハイクをしているところに出くわしました。学生曰くタクシーを頼んだ所なかなか来なくて集合時間に遅れそうでヒッチハイクをしているとのことでした。取りあえず乗りなさいとなったのですが、7名のグループで結局、運転手まで入れて23名が定員12名の車に乗ったことになります。私は最後尾に乗っていたのでドライバーの顔は見られなかったのですが、どんな顔をしていたかと想像するとおかしくなってしまいます。

  この最後のエピソードを残して我々はボラボラを後にしました。望星丸はこれまでと逆に北のクリスマス、ハワイへと北上して行きます。ホテルに一週間くらい滞在してのんびりと過ごしたいそんな場所がボラボラでした。次回は、追跡ステーションの島クリスマスについて話したいと思います。

 

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