教授 桑田 孝泰
研究テーマ
代数幾何,離散幾何,数学教育
メールアドレス
kuwata_at_tokai-u.jp
ゼミ紹介
直線は一次,楕円や放物線などは二次の多項式の零集合で表されます.より高次の曲線を含めた代数曲線のもつ性質を代数幾何的な立場や離散幾何的な立場から研究しています.19世紀に花開いた代数曲線論は,いまだに多くの問題を提供し続けています.
趣味
旅行です.様々な国で,いろんな街を歩いたり,話したりして異文化交流することが好きです.
学生時代の思い出
南米やオーストラリアを自転車で旅行したのが一番の思い出であり,その後の考え方にも影響を与えたと思います.
推薦図書等
「射影幾何学の考え方」西山享著,共立出版:射影を通して幾何がどのように見えるかをわかり易く,しかも興味深く書かれています.直線上の4点に対して複比というものを考えると,射影によってうつされる4点の複比は変わりません.このことを用いて,高校で学ぶメネラウスの定理やチェバの定理を始めとして多くの定理が示されています.1つの定理が成り立つならば,その双対命題も成り立つという夢のような原理である「双対原理」を丁寧に解説し,最後には,パスカルの定理の双対命題がブリアンションの定理であり,この2つの定理は見かけは違うが実質は同じものであるということが解説されています.大学生,特に初年次生にお薦めの本です.
著書
「知っておきたい幾何の定理」前原濶先生との共著,共立出版