情報数理学科のゼミ風景
2017/01/10
2016 年度も残すところあと僅かです。数学と情報が学べる情報数理学科では, 3 年次後半より卒業研究が始まります。数学系のゼミ風景を紹介しましょう。
1)代数曲線暗号の研究で活躍する志村准教授の研究室では,通常のゼミ以外にやや高度な内容のゼミも行っています。12 月末の1コマですが,「p 進体」の基本性質を学んでいます。「体」というのは,有理数,実数,複素数のように「加減乗除」が行える数学的構造です。「p 進体」も「体」としてはやはり「加減乗除」が行えますが,その他の点で高校で学ぶ通常の「数」とは大変違った性質を持っています。
2)関数解析の研究で活躍する高阪准教授のゼミでは,学生が「輪講」を行っています。共通の専門書を5~6名で順に読み進めます。書いてあることを理解し,自分の言葉で説明することによって,真の理解が始まります。また聴いている学生,および指導教員は適宜発表者に質問をしますので,発表者はしっかり準備しないといけません。