オスロ大学に研究滞在中の那須弘和准教授がアーベル賞の受賞記念式典とアーベル講演会に参加しました。

2019/06/07

アーベル賞は数学のノーベル賞とも言われ、顕著な業績をあげた数学者が毎年1名選ばれ送られる国際的な数学賞です。アーベルはノルウェーを代表する数学者で、その名は「アーベル群」や「アーベル多様体」など数学の用語にも広く用いられ、数学科のある建物Niels Henrik Abel Husにもアーベルの名前がついています。

今回の受賞者はアメリカの女性数学者キャレン・アーレンベック教授で、微分方程式、ゲージ理論、可積分系、そして解析学、幾何学、数理物理学など幅広い分野で活躍されている著名な研究者です。女性のアーベル賞受賞は今回が初となります。受賞記念式典にはノルウェー国王も参列し、厳かな雰囲気の中でとり行われました。

翌日のアーベル講演では、アーレンベック教授を含む4名の数学者による講演が行われ、聴衆の1人として講演を楽しみました。アーベル賞は社会における数学の地位向上と子供達や若者の数学への関心を刺激することも目的としており、数学コンテストUngeAbelの成績優秀者の生徒さんも式典と講演に招待されていました。情報数理学科の学生がアーレンベック教授のように若い時にしっかりと知的好奇心を養い、学科の学びを通じ数学と情報の力を身につけ将来活躍することを学科の一教員として願っています。