情報数理Q&A

あなたの質問に答えます

情報数理学科について

 

質問

将来, 教員になりたいのですが, 情報数理学科で教員免許は取得できますか?

答え

情報数理学科では, 数学と情報の免許が取得できます. 情報数理学科の卒業のために必要なカリキュラムのうち1・2年生の専門科目を修得することで数学の免許に必要な専門科目が, 2・3年生の専門科目を修得することで情報の免許に必要な専門科目の単位が取得ができます. これからは情報教育ができる教員が求められていくでしょう. そのため2科目の免許を持っていれば, 教員としての就職に有利になると思われます.

また,2011年度生から学芸員の資格の取得も可能になりました.

 

質問

情報数理学科に数学の科目がたくさんあるのはなぜですか?

答え

数理的センスはコンピュータの活用において高いアドバンテージを与えてくれます. ソフトウェアの理論研究の中心部分には, 数学が使用されているからです. インターネットの安全性を確保するために, 暗号理論が使用されています. この理論を理解するには非常に高度な代数学の知識を必要とします. 数学の抽象的な思考能力の訓練なしには, コンピュータのために必要な, 難解な理論を使いこなせないからです. 実践的なITスキルと変化への柔軟な対応力を身に付けるには, 数学とコンピュータの両方をバランスよく学ぶことが必要だからです.

 

質問

情報数理学科が, 情報理工学部情報科学科・情報通信学部情報メディア学科と異なる特長は何ですか?

答え

名前は似ていますが, 中身はまったく異なる学科です. 情報数理学科・情報科学科・情報メディア学科ではともに, IT産業で活躍する人材を育成しています. その中で, 情報数理学科では, 数学と情報(IT)の2つが学べるという利点を活かして, 数理的センスという強みを持ち, ITスキルを備えた人材を育成しています. ITのシステムは数理科学的理論によって支えられており, 数学を学ぶことにより理論的側面を深めることができます. このような数学の力(数理的センス)を使って情報(IT)の理論を学ぶのが情報数理学科です.

 

質問

情報数理学科の数学科とは異なる特長は何ですか?

答え

情報数理学科では, 数学科と同じように代数・幾何・解析のような伝統的な数学を学びます. これに加えて, コンピュータの進歩とともに発展してきた数理論理学や離散数学のような新しい数学と情報科学の理論を, ITスキルを身につけながら学びます. コンピュータは数学者チューリングが考えた計算に関する理論から生まれたともいわれています. また, 暗号理論・画像処理・データ解析・インターネット・ソフトウェア工学などの実用的な科目も学びます. 実習・演習・ゼミ等を多く取り入れたカリキュラムを用意しています.

 

質問

入学前にコンピュータの使用経験が必要ですか?

答え

まったく必要ありません. 授 業では, 皆さんがコンピュータの初心者だと思って, 基礎から丁寧に説明をしていきます. コンピュータの演習は30人前後のクラスで行いますが, 教員のほか, 技術員や大学院生らの補助がありますので, 授業時間中にわからないことは, いつでも質問することができます. また学科独自のコンピュータ室を利用すれば, いつでも予習復習ができるので, 心配はいりません.

 

AO入試

質問

AO入試ってどんな入試ですか?

答え

「アドミッション・オフィス入学試験」の略です.
「建学の精神」の理解と学ぶ意欲や入学後の対応力を評価します. つまり, 知識や学力で評価するのではなく, 大学での教育を受けるにふさわしい準備ができているかどうかを評価します.
AO入試の日程等は東海大学のウェブページで確認してください.

 

質問

AO入試は, 一般推薦入試とどこが違いますか?

答え

一般推薦入試は口述試験ですが, AO入試は課題に対する取り組みを発表します.
一般推薦入試, AO入試の日程等は東海大学のウェブページで確認してください.

 

情報数理で学ぶこと

質問

情報系では何を学ぶのですか?

答え

情報系では, コンピュータや情報システムについて学びます. コンピュータに代表される情報機器は, 現代社会の至るところで利用されています. それら情報機器の操作を身に付けることはもちろん, 情報機器を組み合わせて構成される情報システムの構築, 普段何気なく使っているインターネットの仕組み等の多岐に渡たるIT(情報技術)スキルを学びます. ここで学習したITスキルを基に, 現代社会で活躍できる能力を育みます. 高校で学んだ情報や数学B (統計とコンピュータ, 数値計算とコンピュータ) とは一味違った情報にふれることができます.
この分野では次の専門科目を開講しています.

  • ソフトウェア工学
  • オペレーティング・システム
  • コンピュータアーキテクチャー
  • インターネット
  • データベース
  • データ構造とアルゴリズム
  • オブジェクト指向言語

 

質問

代数・幾何系では何を学ぶのですか?

答え

代数学は, 数の代りに記号を用いて, 数の性質を調べる学問です. その中で, 加減乗除などの演算が織りなす豊かな世界を表現したものが, 群・環・体です. デジタル信号に使われる符号理論, ロボットを巧みに操る制御理論等, 現代社会での応用は枚挙に暇がありません. 数学I(方程式と不等式, 二次関数), 数学II(式と証明・高次方程式, 図形と方程式), 数学B(ベクトル), 数学C(行列とその応用)等の高校で学んだ内容の発展と考えていただければよいと思います.

幾何学はユークリッドの時代から現代に到るまで活発に研究されている数学の一分野です. 研究の手法と対象も非常に広範囲に及び, コンピュータサイエンスにも沢山応用されています. 幾何学的手法はコンピュータグラフィックス, 画像処理だけでなくデータベースやそれ以外の分野にもたくさん使われています. 数学I(図形と計量), 数学A(平面図形), 数学II(図形と方程式, いろいろな関数), 数学B(ベクトル), 数学C(行列とその応用, 式と曲線)等の高校で学んだ内容の発展と考えていただければよいと思います.
この分野では次の専門科目を開講しています.

  • 計算代数
  • 初等整数論と暗号
  • 幾何学
  • 体とガロア理論
  • 計算幾何

 

質問

論理・離散系では何を学ぶのですか?

答え

計算機は, 数学者チューリングによって考えられたチューリングマシンを実現したものとも考えられ, 数理論理学は計算機の発展を支えてきた重要な分野の一つといえます. 計算機の基本的な動きを考えるオートマトンやデジタル回路の設計に生かすことができます. また, ファジー理論や自動翻訳等への応用もあり, 物事の動きの基本を学ぶ分野といえます. 数学A(集合と論理), 数学B(数列)等の高校で学んだ内容の発展と考えていただければよいと思います.

離散数学は, コンピュータと共に発展している新しい分野です. グラフ理論, 整数計画法等, 高校数学では触れられていない分野を学びます. カーナビ, 物流(サプライチェインマネージメント), HPの検索ランキング, 人間関係を考える複雑ネットワーク等に離散数学は利用されています. 離散数学は, 現代社会のさまざまな場面で利用されている応用力の高い「役立つ数学」です. 内容は高校で学んだ数学A(集合と論理, 場合の数と確率), 数学B(数列), 数学C(行列とその応用)等の発展と考えてください.
この分野では次の専門科目を開講しています.

  • 知識と推論
  • オペレーションズ・リサーチ
  • ネットワークと最適化
  • 数理論理学
  • グラフ理論


質問

解析・確率統計系では何を学ぶのですか?

答え

解析学は, ライプニッツやニュートンによる微積分から発展し, 20世紀から21世紀に至る科学の発展の中心になっているもので, 理工学をはじめ, 生物の分布を調べたり, 経済の動きを調べたりするために使われています. 微積分から微分方程式など解析学の基礎を学びます. 解析学とコンピュータを結びつけた数値解析は, GPS等の現在位置の計算, 数値制御機械の制御, 気象等の観測データの解析等応用範囲の広い学問です. 数学I(方程式と不等式, 二次関数, 図形と計量), 数学II(式と証明・高次方程式, 図形と方程式, いろいろな関数, 微分・積分の考え), 数学B(数列, 数値計算とコンピュータ), 数学III(極限, 微分法, 積分法), 数学C(式と曲線)等の高校で学んだ内容の発展と考えていただければよいと思います.
統計学は, 調査データを収集し, それを解析することによって, 全体像を探り出そうとする学問です. 統計学はさまざまな社会の領域で活用されていて, 例を挙げると医療データの解析, 社会調査データの解析, スポーツデータの解析, 製薬会社での臨床試験, 地震予測, 品質管理等と多岐にわたります. データ分析は現代社会の至るところで求められています. 高校では数学B(統計とコンピュータ)や数学C(統計処理)等でその基礎を学ぶことができます.

確率論はさまざまな場面での将来予測に利用されている学問です. ブラック・ショールズの方程式は確率微分方程式を利用した確率論の金融工学への応用のひとつです. また, 気象予報のようなシミュレーションの場面でも利用されています. 現代社会で求められている学問のひとつと言えます. 高校では, 数学A(場合の数と確率), 数学C(確率分布)等でその基礎を学ぶことができます.
この分野では次の専門科目を開講しています.

  • 微分の数理
  • 数理統計
  • 確率システム
  • データ解析


質問

ゼミナールとはどんな科目ですか?

答え

ゼミナールは, 学生と少人数の学生が一緒になって勉強や研究をする科目です. 情報数理学科では, 3年生の後半から 4年生の 1年半をかけてゼミナールをおこなっています. ゼミナールの説明は, こちらのページの1年半の卒業研究の項目にもあります.

 

質問

数理科学演習A,Bとはどんな科目ですか?

答え

数理科学演習A,Bは情報数理学科の華とも言える科目です. 代数, 幾何, 論理, 離散, 解析, 確率統計のそれぞれの分野の課題を情報科学的にとらえ解決する術を学びます. 数学と情報の融合した場面を学ぶ情報数理学科でもっとも大切な科目です.

 

質問

専門基礎科目(序論系科目)とはどんな科目ですか?

答え

専門基礎科目(序論系科目)は, 基礎科目の次に学習する科目です. それぞれの分野毎に, 情報処理序論A,B, 代数学序論, 幾何学序論, 離散数学序論, 論理学序論, 解析学序論, 確率・統計序論と 8科目があります. 自分の専門を決定する前にすべての分野を学ぶことにより, 総合力の優れた能力の基礎を身につけることができます. また, 序論系科目を習得することで, 数理科学演習A,Bに挑戦する準備もできます. 主に, 2年次(3,4セメスター)で履修します.

 

質問

基礎科目はどんな科目ですか?

答え

基礎科目は, 大学に入学して最初に学習する科目です. プログラミング1,2, 線形代数1,2, 基礎数理1,2, 微分積分学1,2, フレッシャーズ・セミナーA, Bが含まれます. 高校までに学んだ内容を発展させる科目と, 高校までに扱われていなかった新しいことを学ぶ科目があります. 基礎科目を修得することで, 専門性の高い科目を学ぶ準備ができます. 主に, 1年次(1,2セメスター)で履修します.

フレッシャーズ・セミナーA, Bの詳しい説明は, こちらのページのフレッシャーズ・セミナーA・Bの項目をご覧ください.

 

質問

教職科目とはどんな科目ですか?

答え

教員免許を取得するには, 教科に関する専門性を身に付ける科目(数学や情報の専門科目) と授業の教え方や生徒指導に関することを学ぶ科目を修得することが求められます.

教職科目は, 後者にあたる科目です. 学科で開講している科目として, 数学科教育法1,2, 数学科教材論, 情報科教育法1,2, メディア社会論, 職業と情報, 情報数理演習A, Bがあります. これ以外にも, 教職論や教育原理等の科目があります.

 

関連する資格

 

質問

教員免許とはなんですか?

答え

教員免許は, 中学校, 高等学校で教員として教えるために必要な免許です.
数学と情報を同時に学べる情報数理学科では, 数学と情報の高等学校一種免許状が取得可能です. 情報数理学科では, 卒業までに教職に必要な所定の科目(教科に関する科目, 教育原理, 生徒指導論, 教育心理学, 教育実習等)を習得すれば, 卒業時に下記の免許教科についての免許状が取得できます.

  • 中学校教諭一種免許状(数学)
  • 高等学校教諭一種免許状(数学)
  • 高等学校教諭一種免許状(情報)
  • 中学校教諭専修免許状(数学) 大学院に進学し, 修士号を取得後
  • 高等学校教諭専修免許状(数学) 大学院に進学し, 修士号を取得後

卒業のために必要なカリキュラムのうち, 1・2年次の専門科目を履修することで数学の免許に必要な教科に関する科目の単位を, 2・3年次の専門科目を履修することで情報の免許に必要な教科に関する科目の単位を取得できます. 教員に関しては, 「数学」だけでなく「情報」の教員免許取得が可能なので, 有利になることが予想されます.
教員免許を取得するために必要な要件及び単位数については, 東海大学課程資格教育センターのウェブページを見てください.

 

質問

情報処理技術者試験とはなんですか?

答え

情報処理技術者試験を主催する独立行政法人情報処理機構(IPA)のウェブページには次のように書かれています.

情報処理技術者試験は, 「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が, 情報処理技術者としての「知識・技能」の水準がある程度以上であることを認定している国家資格です.

情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで, ITに関係するすべての人に活用いただける試験として実施しています. 特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく, 情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる技能について, 幅広い知識を総合的に評価しています.

利用者向けの試験としてITパスポートが, 技術者向けの試験として基本情報技術者試験, 応用情報技術者試験が あります. 情報数理学科では資格試験に使われるJava言語の習得はもちろんのこと, 試験の範囲であるコンピュータの仕組みやソフトウェアの開発手法, データ構造やアルゴリズム, ネットワークなどに関する知識を提供する授業が用意されています. そして, 情報技術の授業とあわせて関連のある高度な数学も勉強することにより, IT関連の世界で生きていくために最も必要な論理的な思考能力を身につけることができます.
情報処理技術者試験の詳細については, IPAのウェブページを見てください.

 

質問

司書, 司書教諭とはなんですか?

答え

司書とは, 図書館法第5条に定められた資格を取得した人のことで, この資格を取得することで図書館業務に従事することができます.

生涯教育が盛んとなってきている現代社会において, 図書館の文献・資料は, 独自の学習・研究で早急に諸情報を収集する場合だけでなく, 多種多様な知的関心を充足させるのに欠かせないものとなっています. 図書館の利用者に的確な情報を提供することは司書の役目であり, 大量の情報が集約された文献・資料, あるいはデータベース化された記憶媒体等から情報を提供するための知識と技術が求められています.

司書教諭とは, 学校図書館の教育, 専門的職務に従事する教員をいい, 教職課程を取得し, 所定の科目(図書館資料論, 資料組織概論及び演習等)を修得すれば取得できます.

司書免許を取得するために必要な要件及び単位数については, 東海大学課程資格教育センターのウェブページを見てください.

 

質問

Linux技術認定試験(LPIC)とはなんですか?

答え

LPIC(Linux Professional Institute Certification)とは, 特定非営利活動法人/Linux技術者認定機関「LPI」の実施するLinux技術者認定試験です. LPICは, 世界共通の国際認定制度であり, 世界最大のLinux技術者受験者数を有します.

* LinuxとはLunus Torvalds氏によって開発されたUNIX互換のOS (オペレーティングシステム)です. GPLというライセンスで配布されており, さまざまな場所でサーバ用OSとして利用されています.