卒研紹介:可換代数の教科書を読む

2016/01/27

情報数理学科では,3年次後期から3学期(1年半)をかけてじっくり卒業研究を行います。数学から情報まで幅広いテーマが用意されており,学生は一つを選びます。

『可換代数入門』(Introduction to Commutative Algebra, Atiyah-MacDonald著)という定評ある教科書をしっかり理解することを目標にした石井貴大君(那須ゼミ)は,1年をかけてじっくりこの本を読みこなし50ページのレポートにまとめました。4月からは大学院進学も決まっており代数幾何学を専攻する予定です。

那須准教授(指導教員・代数幾何学)の話: 石井君は,大学院で数学(代数幾何学)の研究を始める準備として,私とのセミナーで上記の本の2章と3章を丁寧に読みました。数学のセミナーでは、定理の証明を理解するため、教科書に書かれていない細かい部分の証明を自分で補いながら読む必要があります。一般にこの作業を本の行間を埋めると言いますが,石井君はセミナーを通じて,論理的に考える力と代数学の専門知識を身につけました。大学院進学後の活躍に期待します。